作者よりメッセージ
『金属に関わり30余年。作ることが一層楽しくなっています。』
『今回のテーマは、“時間(とき)のわすれもの”。忘れ去られた過去の時間・忘れられない思い出の時間・夢中になれる今の時間・次に繋がる予感の時間。時間(とき)が置いて行ってくれた忘れ物。今わたしがもっとも大切にしているものです。
技法は「編」。鈎針を用い、ステンレス・黄銅・銅の細い線が作品を構成していきます。“緊張”が欲しい作品には真鍮線。銅線はやわらかくどんな形にでも“変化”してくれます。“透明感”には細いステンレス線を使います。それぞれの金属が持つ色の美しさ 色合いをも楽しんでいます。鈎針で編んで生まれてくる形が、予想に反してびっくりする面白い形になっていたり。そのときはそれに委ねることにしています。
そして今回はそれに加え 切り取ったことから生じる発展へと繋げてみました。』(作者:やまなかかづこ)
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