1日(月曜日)よりはじまりました、展覧会のご案内です。
『使われることで始まる、美しさがここにある』
3月1日(月曜日)~30日(火曜日)
ホテルフジタ京都 1Fエントランスホール 隣接インターネットルーム
ここはオープンスペースのため24時間閲覧可能ですが、インターネットルームは夜間22:00~朝7:00の間、閉鎖いたします。
私がコアメンバーを務める「京都ブランド研究会DIK」の事業として、京都が誇る国際的老舗ホテルの一つである「ホテルフジタ京都」の一角を拝借し、『スモールアートミュージアム』を作り『京都を興す』ことをテーマに取り組んだプロジェクトです。
パリやニューヨークのように、市民や観光客がアートを気軽に実体感できる空間を、市民の手で作り上げるプロジェクトです。お金をかけずとも、世界へアート情報を発信できるような仕組みづくりの小さなご提案になれば、と考えています。
『京の着眼力』に登場いただいたクリエーターを中心に、月代わりで展覧会を数珠繋ぎしてゆきます。先ずは第一回目、トップバッターを私が担当しました。今回は企画から展覧会開催まで、ほんのわずかしか時間がありませんでしたが、『京都造形芸術大学』の協力を得て、展覧会をさらに上質のものとすることが出来ました。
造形芸術大学のサポートチームをご紹介します。
京都造形芸術大学芸術表現アートプロデュース学科
アートプロデュースコース2回生、東佑亮(ひがしゆうすけ)さん
寡黙なお人柄とは裏腹に、すごく手の速い職人気質の男子。
聞けば、大学入学前は高校卒後すぐ、金属工芸の有名工房で従事されていたのだとか。
京都造形芸術大学芸術表現アートプロデュース学科
アートプロデュースコース2回生、岡田映里(おかだえり)さん
彼女も黙々と仕事をこなす、私の目から見れば職人の一人。事務作業も進んでこなす、チーム唯一の女子。横着な男子たちのお世話役かも。
京都造形芸術大学環境デザイン学科
建築デザインコース2回生、柳川周也(やながわしゅうや)さん
猪突猛進。わき目も振らずに目標に向かって突き進む豪傑武将。
展覧会では、会場のボリュームを探るための模型を迅速に用意してくれます。
京都造形芸術大学環境デザイン学科
建築デザインコース2回生、丸岡翔(まるおかしょう)さん
物腰柔らかい、実直な勉強家。気付いたことをすぐにメモメモ。
言葉遣いが、学生には思えないほど丁寧なのに感心しました。
京都造形芸術大学環境デザイン学科
インテリアデザインコース2回生、小川隼(おがわはやと)さん
学内では自治会を率い、顔の広い有名人だそうです。舞台芸術にも参加。きめの細かい気配りをしてくれています。
与えられた課題は、もともとファッションブティックが入居していたテナント跡地であるということ。現在、展示台に美術品が置かれていたり、インターネット設備が置かれていたりしています。
写真は、清課堂展覧会開催前の展示。壁面には、原色系の装飾物がついています。壁面装飾のほか、壁面埋め込みの照明、ちりばめられた鏡装飾は、作品の展示に主流のホワイトキューブ(壁面は全て白い壁に覆われている空間)とはまったく対極的な、めずらしい空間。
時間との戦いでもあります。清課堂奥の自社ギャラリーでの展覧会以上に、今回は全力投球、チーム一丸となって取り組みます。ビフォーアフターを比べてみるのも面白いかもしれません。
清課堂×京都造形大コラボレーションのプロジェクト