本日11日より、金属造形作家「渡邊恭成(わたなべやすまさ)」金工展が始まりました。
東京藝術大学彫金科卒。主に銅、真鍮、銀を用いた金工作品を制作されています。金属板に「蹴り彫り(けりぼり)」と呼ばれる彫金技法を施し微細な文様を彫り込んだり、溶接・ロウ付け、切断・曲げを駆使し成形したあと溶解した金属を表面に流したり盛ったりと、巧みに素材を操つられています。
「金工」や「金属彫刻」の概念が覆されるよう。今回は、新境地を見出された熔文オブジェを中心に、花瓶や箱、装身具まで約70点を展示しています。緻密な彫金をディテールから見るも、荒々しい熔文を遠目から見るも、金属素材のもつ様々な表情をお楽しみ下さい。
4月22日(土)まで。会期中は、渡邊氏が在廊しています。最終日17時閉場。