今年の7月17日~7月24日に開催した、公募展「いまからまめさら 2015」 において、ヴィラ九条山様とアンスティチュ・フランセ関西様との合同賞「 Prix Villa Kujoyama, Institut français du Japon Kansaï 2015 」を受賞された加藤 貢介さん。その副賞として、先ず、今年の10月3日に開催されたニュイ・ブランシュ KYOTO 2015のヴィラ九条山会場での受賞作品「鉄製豆皿Ⅱ」を展示。
この展示では、この時期レジデントとして滞在されていたデザイナーのフランソワ・アザンブール氏が、加藤さんとディスカッションをし、受賞作品の展示レイアウトを担当。
そしてこの12月1日から約2週間、ヴィラ九条山にレジデントとして短期滞在し、現在ヴィラ九条山に滞在している様々なジャンルのアーティストと交流しながらテーマを自身で決め研究し発表する機会を得られました。
この機会は彼の創作活動にとって大きな刺激となり、経験や知識として蓄積され、新たな創作の源泉の一つとなるでしょう。
ヴィラ九条山館長 クリスチャン・メルリオ氏 からのメッセージ
加藤貢介氏は、清課堂主催の公募展、「いまからまめさら2015」に「鉄製豆皿Ⅱ」と名付けられた小さなお皿のシリーズを出展されました。この作品は、簡素でいて洗練されており、その形は、シンプルで分かりやすく、作品全体のクオリティーを考慮した上で、Prix Villa Kujoyama, Institut français du Japon Kansaï 2015 賞を、加藤氏に授与することにしました。この賞によって、加藤氏の作品が、日本だけでなく、フランスのアートネットワークにおいても、より多くの人に知られることを願っています。
この作品は、10月に開催されたイベント「ニュイ・ブランシュKYOTO2015」の際に、ヴィラ九条山で展示されました。現在加藤氏は、ヴィラ九条山に滞在し、新たな作品のリサーチをしています。ヴィラ九条山レジデント達と関わることにより、新シリーズが生まれることを楽しみにしています。
ヴィラ九条山 館長
クリスチャン・メルリオ
Kosuke Kato a participé au concours organisé par la maison Seikado en 2015 avec la série de petites assiettes intitulée Tetsusei mame sara. Ce travail a été remarqué pour la sobriété, le raffinement et l’évidente simplicité de ses formes et le prix Villa Kujoyama – Institut français du Japon Kansai, lui a été remis pour distinguer cet ensemble de qualités. Ce prix devra permettre au travail de l’artiste de dialoguer avec de nouveaux interlocuteurs dans le réseau artistique français au Japon et en France. Après une présentation de ses œuvres à la Villa Kujoyama dans le cadre de la Nuit Blanche en octobre 2015, il est reçu aujourd’hui pour nouer des contacts avec les artistes lauréats du programme et entamer les recherches d’une nouvelle série d’œuvres à venir.
Directeur de la Villa Kujoyama
Christian MERLHIOT
加藤さんの今回の研究は、12月12日(土)14:00からヴィラ九条山で開催される “ヴィラ九条山レジデントと過ごすアートなひと時 UN MOMENT AVEC LES RÉSIDENTS” で発表されます。 どのような発表をされるのか非常に楽しみです!
最後に、公募展「いまからまめさら 2015」 にこのような賞を設けて下さった、ヴィラ九条山館長 クリスチャン・メルリオ氏と、アンスティチュ・フランセ関西 文化プログラム主任 イザベル・オリヴィエ氏に心より感謝致します。
(nakano)
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