さて、お蔭様で連日沢山のお客様が来て下さっています「山田瑞子」展。この度の展覧会をお願いしました瑞子さんとの出会いは、彼女のお母様礼子様とのかかわりから始まります。
お母様は金工、特にジュエリー作家として大変著名な方で、金工を志す私には憧れの方でした。(ちなみに志していたのは30数年前にさかのぼります)。
そのご息女である瑞子さんが金工をされているのを知り、2年前に当ギャラリーにて企画した“注ぐ”をテーマにした展覧会20人の出品作家に名を連ねていただきました。ご出品の作品はとても暖かく、ふっくらしてて、今までにであったことのない雰囲気でした。そして、どんな方だろうとお会いしてみたくなりました。お会いして、作品通りの暖かい、やさしい、穏やかな、一緒にいたらほっとする方でした。
今回の個展会場には、その瑞子さんの感性が所々にほとばしり出ています。御覧になった方々からは、「すご~い」、「うわあ~楽しい」、「手塚治の漫画に出てきそう」、「お花飾ったらいい感じ」、「凄い技術もってはる」、などなど、さまざまな感想の声を頂いております。今回のご出品は、大きな壺、一輪挿し徳利、瘤のある器、タンブラー、ゴブレット、盃、スプーンなどに加えて、楽しいジュエリーも所狭しと並んでいます。
展覧会会期は20日(土)まで。19日、20日は作家さん在廊です。お気軽に、お遊びがてら是非見に来て下さい。開廊時間は11時から6時までです。
(展覧会企画担当:やまなかかづこ)