3月18日(土)、19日(日)、21日(祝)の3日間、京都府文化博物館6F特別展示上にて「京都の金属工芸」展を開催します。
弊堂は、展覧会の企画運営に携わっています。京都の伝統的工芸技術のひとつである「金工」を広く知っていただくため、2年に一度開催しています。
■今回の目玉、万博で有名になった万年時計「万年自鳴鐘」復元品の部品の展示です。
愛・地球博(愛知万博)のグローバルハウス東芝館にて展示、ゼンマイ巻くと約1年間ずっと動き続ける江戸時代の「万年自鳴鐘」が、東芝と国立科学博物館によって154年ぶりに複製されました。この万年時計復元事業、京都の金属工芸の数名が携わりました。
2時間ごとになる鐘は、仏具の「りん」、装飾には七宝、彫金、造形には鍛金技法など、数多くの京都の金工技術が活きています。もちろん150年前とほぼ変わらぬ「匠の技」で作られました。この装飾部品を今回特別に展示いたします。