銀器は上手にお手入れすることにより、使いこむほどに優美な味わいを増します。特に日本の銀器は、時間経過による古美や寂びさえも美しく見えるよう考慮し製作されています。銀器を生活の中で末永くご愛用頂く為のご注意とお手入れをご案内いたします。
- 使用後は、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗ったあと綿などの柔らかい布で乾拭きをし、水気をよく取ってください。
- 水洗い、乾拭きで取れない汚れがついた場合は、市販の研磨剤を用いて磨くことも可能です。ただし、台所用クレンザーや金たわしは、強すぎるため使用しないでください。 また、イブシ(着色)部分は非常に繊細なため、市販の研磨剤、台所用クレンザーや金たわしを一切使用しないでください。
- 日々お使いになることが一番のお手入れになります。もし長く使わずに放置する場合は、乾拭きしたあとビニール袋などに包んでおきますと、変色を防ぐことが出来ます。
また、弊堂では傷んだ金工品の修理も承っており、自他古今東西を問わず、ありとあらゆる金属工芸品が持ち込まれます。修理・修繕ご依頼方法は「修理について 」をご覧ください。