神輿洗は、御主神のお乗りになる神輿「中御座(なかござ)」を鴨川の水で洗い清める神事。鳳凰、鈴や瓔珞などの飾りの一切外し、四若(しわか)の輿丁(よちょう)が担いで四条大橋まで往復します。
通常「中御座」神輿は、神泉苑周辺をテリトリーとする三条台若中、通称「三若」が担ぎ手を担当しますが、この神輿洗だけは四若のご奉仕によります。四若は元々、高瀬舟通運の担い手を中心に構成されていた輿丁たち。鴨川は彼らのテリトリーです。
四条大橋の中心で、鴨川から汲み上げた「清めの水」を神輿に振り掛けます。子供の成長を願い、この御神水の飛沫を浴びるために子供連れの親御さんが多数集まっていました。もちろん、うちの子たちもいっぱい浴びてまいりました。(我が家の毎年の恒例行事なので、しっかり場所も確保。)
神輿洗を終えると、本社へ帰り拝殿へ納めます。このときの見モノが「お迎え提灯」。お化粧をした愛らしい女の子たち、白鷺が石段下にズラリと並び、祓い清められた神輿の到着を提灯を照らして迎えます。
*祓い清めが終わった神輿は、これから夜を徹して飾り付けがなされます