鈴木祥太は、金属を素材に、自然に咲く様々な植物が、芽を出し花実をつけ、種を残し、また芽が出る生命の循環のその時々の「一瞬の美しさ」を表現しています。彼は、自身と金属という素材に調和を感じ、あえて金属という硬い素材で柔らかな植物を緻密に表現する精巧な技術は、近年の金属工芸界においても稀有な存在です。
「粘土や木などは柔らかすぎて私の好みではないのです。金属を叩くことで形が変化してゆく様に面白みを感じ、また金属が持つ一定の硬さに心地よさを覚え、この硬さが自分に合っている。」(鈴木祥太)
関西で初めての個展となる本展覧会では、新作である「綿毛蒲公英」をはじめ、日々の中で見過ごしてしまいそうな何気ない道端にある植物の強さや美しさを切り取った約20点の作品を発表いたします。
鈴木 祥太 プロフィール
1987年 宮城県生まれ
2010年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース金属専攻 卒業
2011年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース金属専攻 研究生 修了
【受賞歴】
2011年 伊丹国際クラフト展 ジュエリー 優秀賞
【活動歴】
東京都美術館、ヤマザキマザック美術館などで展覧会に参加。
他、国内外のギャラリー展覧会・アートフェアに数多く出品。
(2016年現在)
会期
2016年(平成28年)3月15日(火)~ 3月27日(日)
※会期中、休廊日無し 各日 10時 ~ 18時
期間中の作家在廊日
3月18日(金)・19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)・26日(土)・27日(日)
会期中のイベント
・レセプション 3月19日(土) 18時 ~ 20時
会場
清課堂 京都市中京区寺町通二条下ル(店舗案内)
TEL 075-231-3661
展覧会詳細・問い合わせ先
email: gallery@seikado.jp 担当:仲野